3年生が出場したダンスドリル全国大会の翌日、代々木第2体育館でavexの主催するDANCE CLUB CHAMPIONSHIP Vol.3が開催されました。エントリー総数100校の中から映像審査で36校が全国決勝大会に進出し、一条高校は作品「不東」で決勝大会に挑みました。

まずはFIRST STAGE。  直前のリハを見る限りではなんだか大丈夫なんやろか、と思っていましたが「不東」、めっちゃよかった。断然よい演技でした。ここに来るまでまさしく不東な感じで、引き返した方がいいんじゃないかと何度も思い、部員とも相談し、苦難の連続でしたが、一条2年生カッコよかった。

Aブロックが終了した時点で、顧問はダンスドリルのクロージングセレモニー、HIPHOP女子スモール編成、3年生「侍」審査発表のため東京体育館へ移動。

さて代々木体育館、DCC。Aブロック9チームBブロック9チームの演技終了した時点でFINAL STAGE進出校が各ブロックから3校づつ選ばれます。ところが発表の時間が過ぎても連絡が入らない。こちらから副顧問に電話する。

「ああ あの一条はFINALに進出してます」 なぜ、すぐ、掛けてこない。まあいい。

すぐに3年生に伝える。

その後、ダンスドリル審査発表。HIPHOP女子スモール2位。

そして再び、代々木へ。一条のFINAL2度目の演技は観れませんでしたが、FINAL後半6校の演技は観ることが出来ました。それぞれに素晴らしい演技であり、実力がさすがに拮抗している。FINAL進出12校からどこが表彰の対象になるのか。

優勝は大阪府立久米田高校。おめでとうございます。この作品、何度か観ていますがこの日の演技は抜群によかった。魂がぐんぐん伝わってきました。優勝に相応しい作品であり、ダンスでした。結果がなかなか出ない中、あきらめずにこの作品に取り組んできたと生徒が言ってましたが、ほんとうにそのあきらめずにやってきた成果が形になって表れていました。終わり方なんかずいぶん考えたんじゃないか、と感じました。

大阪のダンス部の層の厚さと大阪特有のディープな感性をあらためて実感しました。また別の大会で会えるかと思います。楽しみです。「修羅」

久米田高校、岸和田なんやな。だんじりとか、湧き上がるパッションはそんな影響もあるんやろか。

それから、FINALには進んでいませんでした。北九州市立高校。本番の演技は観れませんでしたが、リハを観る限りではここが一番かな、と感じました。やっぱりお洒落でカッコいい。ダンスの質感が他とはまったく違う。

すいません。おそらく高校生の「がむしゃら感」が今どの大会でも評価の主要な部分を占めているのだ、と思います。高校生らしさとか、部活っぽさとか。

お洒落な作品など、ほとんど見たことがない。一条もいつか、ひたすら力の抜けたお洒落で遊びのような作品で勝負したいなと思いますが、なかなかそこまでの領域には達していません。もちろんそれも全力のダンスでやるわけですけれども。

生徒にはよく、あのな、あんまり一生懸命踊らんといてな、と言いますが、まだまだ必死のパッチです。そこのところの微妙な配合具合が難しい。どのようなスタイルであるにせよ、独自のスタイルがよいとおもいます。北九州のダンスをこれからも楽しみにしています。

そしてわれらが一条。残念ながら順位には絡むことが出来ませんでした。特別賞のチヨダ賞を受賞。ありがとうございました。チヨダの社長さんに気に入っていただけたのでしょうか。舟橋様、ほんとうにありがとうございました。こういう感じの特別賞というのも、実は大変うれしいです。世界にひとつしかないチヨダの光るシューズで踊ります。ライブが楽しみです。

100校の中から、36校、そして12校、そして賞をもらったのが6校。こう考えると「不東」よくここまでたどり着いたと思います。

それでもやはり、まだ道は続いています。2年生の夏はまだまだ続きます。

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